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【IAASB】監査実務に関するスタッフ文書「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により変化し続ける環境下での監査報告」の翻訳の公表について

日本公認会計士協会より、2020年6月10日に【IAASB】監査実務に関するスタッフ文書「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により変化し続ける環境下での監査報告」の翻訳が公表されました。

 


1. 本文書の概要

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行は、経済、マーケット及び事業にとって、不安定性や潜在的な重要な不確実性を含め、世界的に重要な影響を及ぼします。このような予測不可能な状況において、この状況による影響を受ける企業の監査人は、監査報告書及びレビュー報告書(それぞれ、想定される利用者に対して監査意見又はレビューの結論を報告するために利用される)に生じる可能性がある影響を検討する必要があります。これに対応し、国際監査・保証基準審議会(IAASB)は、国際監査基準及び国際レビュー業務基準に基づく監査報告に関連して、現在の環境における主要な重点領域を強調するために、本文書を公表しました。

 

本文書では、以下項目を監査上の留意事項として強調しています。

・財務諸表の作成と監査報告書

・除外事項付意見の表明

・継続企業の前提に関する重要な不確実性

・監査上の主要な検討事項(KAM)

・「強調事項」区分

・期中財務情報に対するレビュー報告書

 

なお、本稿は本文書の概要を記述したものであり、詳細については下記をご参照ください。

日本公認会計士協会

https://jicpa.or.jp/specialized_field/20200610qxt.html