自律した専門家によって構成されるフラットなチーム体制と、真摯に対話を重ねる監査スタイル。
八重洲監査法人では1969年の設立以来、監査の基本である「コミュニケーション」を第一に、クライアントの組織や風土を深く理解するよう努めてきました。
海外展開を進めるクライアントの監査ニーズに応えるため、2012年には英国のクレストン・グローバル(Kreston Global)とのメンバーシップ契約を締結。世界110か国をつなぐネットワークの一員としてますます国際化・複雑化・深化する会計制度にも的確に対応しています。
公正性はもちろん、規模や実情にかなった柔軟で合理的な監査のために。
何よりも資本市場の重要なインフラの一翼として、常に社会に貢献するために。
八重洲監査法人では一人ひとりの人間性、専門性そして多様性を尊重し、
監査法人としての付加価値を高め続けていきます。

理事長あいさつ

信頼をつなぎ監査価値を創出する
— 八重洲監査法人の新たな一歩

平素より、会計監査への格別のご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。

2025年7月1日付で八重洲監査法人の理事長に就任いたしました、渡邊考志と申します。創立55周年を迎えた節目に、このような重責を担うこととなり、身の引き締まる思いとともに、これまで当法人を支えてくださった皆様への深い感謝の念を新たにしております。

公正性で社会に貢献する


当法人は創立以来、「公正性で社会に貢献する」という理念を礎に、財務諸表の監査を通じて資本市場の信頼性向上と健全な経済社会の発展に寄与してまいりました。これは単なる制度対応にとどまらず、企業との真摯な対話や、現場に根ざした丁寧な監査を重ねる中で培ってきた基本的な姿勢でもあります。

社会を取り巻く環境は、近年ますます複雑性と不確実性を増しています。気候変動や地政学的リスク、急速に進展する生成AIやサイバーリスクへの対応など、企業の経営環境は大きく変化しつつあります。こうした中で、私たち監査法人に求められる役割もまた、財務情報の正確性の保証にとどまらず、非財務情報を含めた多面的な「信頼の創出」へと広がりを見せています。

八重洲監査法人は、こうした時代の要請に応えるべく、新たな監査価値の創造に挑戦するとともに、信頼を損なうことなく持続的かつ着実な成長を目指します。
IT・データの活用強化や、リスクに応じた品質マネジメントの推進、そして何より、「人」の力と「チームワーク」を強みとした価値提供を大切にしながら、一歩一歩、確かな歩みを重ねてまいります。
これからも、クレストンネットワークの一員としての国際的な視点を活かしつつ、多様な専門性と人間力を備えたプロフェッショナルが、健全で開かれた組織文化のもと、社会から「信頼され、選ばれる監査法人」であり続けることを実践してまいります。

2025年7月1日

理事長

八重洲監査法人 行動指針

当監査法人では、理念の達成のため、次のような行動指針を定めています。

ⅰ倫理の保持
行動規範としての倫理規則を遵守すること

ⅱ品質を重視し優先する行動
監査品質の維持・向上のため品質の優先を判断の規準とすること

ⅲコミュニケーションの実践
組織内外の関係者と十分なコミュニケーションを行うこと

ⅳ多様性の尊重と個性の調和
多様性を認め、互いを理解しようと努めて、各々の価値を最大限に発現すること

ⅴプロフェッショナルであることの自覚と体現
個々がプロ意識を高く保ち、行動においてそれを示すこと

ⅵ持続的なスキルアップ
知識等の深化向上に努め、常に一流のプロフェッショナルであり続けること

ⅶ情報の機密性の確保
情報漏洩が起こらないよう最大限配慮すること

ガバナンス体制

八重洲監査法人は、「公正性で社会に貢献する」を理念とし、監査パートナー(無限責任社員)全員が経営に直接関与し、社員会および品質マネジメント本部に属する各委員会の合議等を通じて、相互に監視・牽制することにより組織の規律を確保することを基本としております。

「監査法人の組織的な運営に関する原則」(監査法人のガバナンス・コード)につきましては、今般の公認会計士法改正を受け、当法人においては2024年9月1日より本コードを適用しております。

本コードの適用状況につきましては、「監査品質に関する報告書2025」において、2025年12月頃を目途に公表予定です。
なお、適用に向けた取組状況につきましては、「監査品質に関する報告書2024」にて公表しております。

監査品質に関する報告書2024

八重洲監査法人は、監査品質向上に関する取り組みについて、多くのステークホルダーの皆様にご説明し、また皆様との対話を促進するため「監査品質に関する報告書2024」を発行しております。
皆様のご意見を「お問い合わせ」からお聞かせください。
今後も更なる監査品質の向上に引き続き取り組んでまいります。

内容

  1. トップマネジメントディスカッション
  2. 監査品質の指標
  3. ガバナンス体制
  4. 品質管理体制
  5. 人材
  6. IT
  7. 財務基盤
  8. 国際対応
  9. ガバナンス・コード適用に向けた取り組み
  10. クライアント
  11. 法人概要

法人概要

法人名
八重洲監査法人
理事長
渡邊 考志
設立
1969年12月15日
人員
公認会計士(パートナー) 17名
公認会計士(スタッフ) 39名
米国公認会計士(スタッフ) 1名
IT専門職員(スタッフ) 1名
監査補助職員(スタッフ) 9名
その他 2名
合計(2025年7月現在) 69名
事業所
〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-12紀尾井町ビル17階
TEL:(03)5275-5260 / FAX:(03)5275-5262

東京メトロ麹町駅(2番出口)徒歩2分・半蔵門駅(6番出口)徒歩6分
永田町駅(9番出口)徒歩6分・赤坂見附駅 (D出口) 徒歩8分

沿革

1969(S44)年11月4日
公認会計士・元吉重成ほか4名により、大蔵省に設立を申請。
1969(S44)年12月15日
東京都中央区京橋一丁目7番地に監査法人八重洲事務所を設立。
1977(S52)年6月25日
事務所を、東京都中央区京橋二丁目12番4号に移転。
1997(H9)年11月25日
監査法人の名称を八重洲監査法人と改称。
2007(H19)年6月15日
事務所を、東京都中央区八重洲一丁目5番17号に移転。
2012(H24)年6月1日
クレストン・インターナショナル(現:クレストン・グローバル)にメンバーファームとして加盟。
2016(H28)年6月20日
事務所を東京都千代田区紀尾井町3番12号の紀尾井町ビルに移転。

八重洲監査法人は、2019年12月、法人設立50周年を迎えました

50年の節目に立ち、これまでの八重洲監査法人の歩みを見つめ、そしてその先へと進みつづけるとの思いを新たに、法人紹介映像を制作しました。

約3分の映像作品で八重洲監査法人の歴史を振り返るとともに、これからの取組みを紹介しています。

ぜひご視聴ください。