自律した専門家によって構成されるフラットなチーム体制と、真摯に対話を重ねる監査スタイル。
八重洲監査法人では1969年の設立以来、監査の基本である「コミュニケーション」を第一に、クライアントの組織や風土を深く理解するよう努めてきました。
海外展開を進めるクライアントの監査ニーズに応えるため、2012年には英国のクレストン・グローバル(Kreston Global)とのメンバーシップ契約を締結。世界110か国超をつなぐネットワークの一員としてますます国際化・複雑化・深化する会計制度にも的確に対応しています。
公正性はもちろん、規模や実情にかなった柔軟で合理的な監査のために。
何よりも資本市場の重要なインフラの一翼として、常に社会に貢献するために。
八重洲監査法人では一人ひとりの人間性、専門性そして多様性を尊重し、
監査法人としての付加価値を高め続けていきます。

理事長あいさつ

会計監査の深層と新たな監査価値創造

おかげさまで八重洲監査法人は今年、法人創立55周年を迎えます。
この間、会計監査を通じて財務諸表に社会的信頼性を付与することで、健全な資本市場を支えるインフラの一翼を担ってきました。

「公正性で社会に貢献する」

これは時代を超えて培われてきた、私たち八重洲監査法人の理念です。
私たちはこの理念に基づいて各監査現場での真摯な対話を心がけ、クライアントの現状理解を深めることで高品質な監査の提供に努めてまいりました。
過剰ともいえる情報がデジタル空間を行き交う昨今ですが、信頼性ある財務情報を識別し、公正に判断・保証する監査の社会的役割はますます高まっていると私たちは考えています。

「継続は力なり」と言いますが、変わらないことが「継続」とは考えていません。
新たな監査手法や知識、品質マネジメント思考を常にアップデートし、革新を積み重ねていかなければ、時代に応える監査品質は継続できないと肝に銘じて地道な努力を重ねています。

例えば、ITを活用することで監査プロセスが効率的に進行できるようになりました。
自動化されたタスクやデータ分析により、時間とリソースを節約できます。またITを用いたデータ分析は、リスク評価の精度を高めるのに役立ちます。
大量のデータを対象にすることで、隠れたリスクを特定でき、アクセス制御などのセキュリティ対策を講じて監査対象となるデータを適切に保管し、必要なときにアクセスできる環境を整えることもできるようになりました。
監査品質のマネジメントにおいても、監査水準の相対的同質化・均質化を志向した従来型の品質管理から、八重洲監査法人の組織風土やスケーラビリティ、個々の監査チームや構成員の特性をより深く考慮したリスクベースの品質マネジメント体制への移行をはかってきました。

このような変化への対応の一方で、八重洲監査法人には時代を超えても変わらずに大切にしたい価値観があります。
更なる高度デジタル化・AI化が進展しても、私たちの組織の普遍的価値は個々の「人」と良好なチームワークにあると信じて疑いません。
八重洲監査法人はクレストンネットワークの一員としてグローバルな視点も広く取り入れながら、パートナーそしてスタッフ1人ひとりの人間性、専門性、多様性を重視し、健全で風通しのよい組織づくりと新たな監査価値の創造へ向けて、一丸となって取り組んでまいります。

2024年4月12日

理事長

ガバナンス体制

八重洲監査法人は、「公正性で社会に貢献する」を理念とし、監査パートナー(無限責任社員15名)が経営に直接関与し、社員会および品質マネジメント本部に属する各委員会の合議等を通じて、相互に監視・牽制することにより組織の規律を確保することを基本としております。

「監査法人の組織的な運営に関する原則」(監査法人のガバナンス・コード、2023(R5)年3月24日改訂)につきましてその趣旨を真摯に受けとめ、監査品質の維持向上及び継続的改善を重視する組織文化の醸成と透明性の向上に努めてまいります。

八重洲監査法人の業務を公正かつ的確に遂行するための業務管理体制等につきましては、こちらを御参照ください。

監査品質に関する報告書2023

八重洲監査法人は2023年11月に監査品質向上に関する取り組みについて、多くのステークホルダーの皆様にご説明するため「監査品質に関する報告書2023」を発行しました。
今後も更なる監査品質の向上に引き続き取り組んでまいります。

内容

  1. 理事長メッセージ
  2. 監査品質の指標
  3. ガバナンス体制
  4. 品質管理体制
  5. 人材
  6. IT
  7. 財務基盤
  8. 国際対応
  9. ガバナンス・コード適用に向けた取り組み
  10. クライアント
  11. 法人概要

法人概要

法人名
八重洲監査法人
理事長
齋藤 勉
設立
1969年12月15日
人員
公認会計士(パートナー) 18名
公認会計士(スタッフ) 45名
米国公認会計士(スタッフ) 1名
監査補助職員(スタッフ) 10名
その他 2名
合計(2024年4月現在) 76名
事業所
〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-12紀尾井町ビル17階
TEL:(03)5275-5260 / FAX:(03)5275-5262

東京メトロ麹町駅(2番出口)徒歩2分・半蔵門駅(6番出口)徒歩6分
永田町駅(9番出口)徒歩6分・赤坂見附駅 (D出口) 徒歩8分

沿革

1969(S44)年11月4日
公認会計士・元吉重成ほか4名により、大蔵省に設立を申請。
1969(S44)年12月15日
東京都中央区京橋一丁目7番地に監査法人八重洲事務所を設立。
1977(S52)年6月25日
事務所を、東京都中央区京橋二丁目12番4号に移転。
1997(H9)年11月25日
監査法人の名称を八重洲監査法人と改称。
2007(H19)年6月15日
事務所を、東京都中央区八重洲一丁目5番17号に移転。
2012(H24)年6月1日
クレストン・インターナショナル(現:クレストン・グローバル)にメンバーファームとして加盟。
2016(H28)年6月20日
事務所を東京都千代田区紀尾井町3番12号の紀尾井町ビルに移転。

八重洲監査法人は、2019年12月、法人設立50周年を迎えました

50年の節目に立ち、これまでの八重洲監査法人の歩みを見つめ、そしてその先へと進みつづけるとの思いを新たに、法人紹介映像を制作しました。

約3分の映像作品で八重洲監査法人の歴史を振り返るとともに、これからの取組みを紹介しています。

ぜひご視聴ください。