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監査事務所検査結果事例集（令和７事務年度版）の公表の紹介
公認会計士・監査審査会より、令和7事務年度版の監査事務所検査結果事例集が公表されました。監査事務所検査結果事例集は監査事務所の品質管理体制や個別監査業務における指摘事例を体系的にまとめたもので、監査の信頼性向上を目的とした資料となっております。
監査事務所検査結果事例集は、業務管理態勢編、品質管理態勢編、個別監査業務編に分かれています。
業務管理態勢編では、大手監査法人、準大手監査法人、中小規模監査事務所別に近年の検査で明らかになった監査不備の根本原因を深掘りし、具体的な事例を多数掲載。監査事務所の体制改善に向けた示唆が得られます。
品質管理態勢編では、検査で検出された不備事例について、大手監査法人と準大手監査法人及び中小規模監査事務所に区分し、大手監査法人は業務改善への取組や品質管理システムの運用に関する事例が紹介されており、準大手監査法人及び中小規模監査事務所については、業務改善への取組、内部規定の整備・運用及び法令諸基準の遵守等、職業倫理及び独立性、監査契約の新規の締結及び更新、採用・教育訓練・評価及び選任、監査調書、監査業務に係る審査、品質管理システムのモニタリング、監査役等との連携に関する事例が紹介されています。
個別監査業務編では、財務諸表監査における不正、リスク評価及び評価したリスクへの対応、監査証拠、会計上の見積りの監査、グループ監査、専門家の業務の利用、財務報告に係る内部統制の監査、監査上の主要な検討事項(KAM)に関する事例を紹介しています。
詳細は、公認会計士・監査審査会の公式ウェブサイトでご確認いただけます。