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(Japanese only) 「2025年度品質管理レビュー方針」の公表について

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日本公認会計士協会(JICPA)は、2025年6月30日に「2025年度品質管理レビュー方針」を公表しました。

 

2025年度における品質管理レビューにおいては、以下の点が重点的実施項目として設定されています。

 

Ⅰ  監査事務所における品質管理

1.監査事務所のリスク評価プロセス

 →2024年度から、監査事務所の区分に応じた記載を削除、中小監査事務所については、品質目標の追加の要否等について検討しているか確認することを追加しています。

2.ガバナンス及びリーダーシップ

3.職業倫理及び独立性

 →2024年度から、中小監査事務所については、2年連続で報酬依存度が15%を超えた場合の開示の状況を確認することを追加、インサイダー取引規制に関する記載を追加しています。

4.監査契約の新規の締結

 →2024年度から、みなし登録上場会社等監査人に関する記載を削除しています。

5.人的資源(専門要員の教育・訓練)

6.品質管理システムのモニタリング及び改善プロセス

7.監査ファイルの最終的な整理並びに監査調書の管理及び保存

 →2024年度から、再通知に関する記載を追加

 

Ⅱ  監査業務における品質管理

1.不正を含む重要な虚偽表示リスクの識別、評価及び対応

 →2024年度から、重点的実施項目として採り上げた理由を整理、改正監基報600の適用に関する記載を追加しています。

2.会計上の見積りの監査

 →2025年度から重点的実施項目として採り上げた理由を整理しています。

 

Ⅲ  上場会社等の監査を行う監査事務所の業務管理体制

・監査証明業務を公正かつ的確に遂行するための体制

・業務の品質の管理の状況等の評価及び公表

・経営管理の状況等の公表

・組織的な運営

→上記2から4については、2024年度から、監査事務所の区分に応じた記載を削除しています。

・品質管理システムの整備及び運用状況に関する重要な不備事項の要因の領域及び項 目(品質管理レビュー手続第590-7 項及び第590-13-2項)

 

詳細は、日本公認会計士協会の公式ウェブサイトでご確認いただけます。

 

「2025年度品質管理レビュー方針」の公表 | 日本公認会計士協会