八重洲監査法人からのお知らせ

2026.09/18

監査事務所検査結果事例集(令和8事務年度版)の公表の紹介

2026年7月、公認会計士・監査審査会は、「監査事務所検査結果事例集(令和8事務年度版)」を公表しました。本事例集は、審査会検査における主要な指摘事例や評価できる取組を具体的に紹介することで、監査事務所による監査の品質確保・向上に向けた自主的な取組みを促すとともに、上場会社等の関係者に対する参考情報の提示を目的としています。

令和8事務年度版の特徴として、根本原因究明の重要性に鑑み、「Ⅰ.業務管理態勢編(根本原因の究明)」において近時の検査における根本原因の究明および事例が充実されています。また、「Ⅱ.品質管理態勢編」では改訂品質管理基準の事例が追加され、旧基準の不備事例には新基準の根拠規定も併記されています。さらに、「Ⅲ.個別監査業務編」では類似事例を含めた新規事例が多く記載され、「完了した監査業務に対する定期的な検証」や「監査人の財務諸表に対する虚偽の証明等と行政処分」といった新たなコラムも掲載されています。

不備の根本原因について、審査会は、品質管理態勢等の不備が生じる根本原因の多くは、トップの意識、経営方針、風土・文化といった業務管理態勢(組織・ガバナンス等)にあると指摘しています。

個別監査業務における不備の主な原因としては、「リスク対応手続の監査リスクへの適合性及び監査証拠の十分性・適切性の検討が不十分」、「監査人として発揮すべき職業的懐疑心の欠如」、「現行の監査の基準が要求する手続の水準に対する理解不足」などが挙げられています。

詳細は、公認会計士・監査審査会の公式ウェブサイトでご確認いただけます。

「監査事務所検査結果事例集(令和8事務年度版)」の公表について